楷の木(横沼公園)

  • 2008/06/23(月) 23:12:51

 昨日の「文化のつどい」第一部の音楽劇「楷の木のある街」のモデルは、横沼公園(東大阪市)にあるのですが、きょうたまたまその近くを通ったので実際に見てきました。東大阪に住んでいた一人のおばあさんが、岡山から苗木を2本持ち帰り、公園に植えたのが10年ほど前のことらしいのですが、生命力が強く、しっかりと大地に根をはって葉を茂らせていました。

 「今どうなってるの?!東大阪」のなかで取材された文をここで引用させていただくと・・・
  
<秋には紅葉するそうで、見たところハゼの木に近い感じ。おばあさんは、備前の史跡「閑谷(しずたに)学校」から譲り受け、この公園の許可を得て植えたといいます。「学問の木」と呼ばれるのは、孔子廟に高弟が献樹したことから。>
しっかりと大地に根をはった楷の木(横沼公園)

 私がなぜこの木に興味をもったかというと、「楷の木のある街」の脚本を書かれた乾みや子さんという方が、パンフレットの文章に書いておられたことに心を打たれたからでした。そこから引用させていただくと・・・・

 <第10回「文化のつどい」のチラシに、鈴木良代表の「おばあさんの木」という文章が載った。以前から「耳がご不自由なのに始めから終わりまでじっと客席で聞き入ってくださるおばあさんがいらっしゃる」とは聞いていた。そういう方が一人でも居られる限り、この「つどい」を続ける意味がある、とおもわせてもらってきた。まさか、その方が車に轢かれて亡くなったなんて・・・しかも毎朝続けておられた公園のおそうじの帰りに。
 横沼公園に行ってその木を見上げた。・・・・・一度もお目にかかったことはなかったけれど、木村さんとおっしゃるその方の、強烈なメッセージが心を打った。・・・・・木村さんの生命は、楷の木に移され、公園を訪れる人生のいろいろなステージを見守る。・・・・・>

 毎朝公園のおそうじをされていた名もない市井のひとりのおばあさんが残した2本の木は、その木を通じて多くの人の心に生きる力をあたえ、その人生を見守っているにちがいない。

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