生涯スポーツへの自治体の取り組み

  • 2008/08/22(金) 22:09:41

 昨日ブログでもふれた女子ソフトボールは、決勝戦をアメリカと戦い見事3対1で勝利しました。予想の通り上野投手の連投で、彼女は2日で3試合409球投げきりました。まだ投げられる、というコメントには驚きですが見事な精神力であったと思います。金メダルおめでとう!

 チャンピォンスポーツのすばらしさは、北京オリンピックでも多くの人に知らしめたし、見る人にたくさんの感動を与えてくれます。しかし見る楽しみだけでなく、人は体を動かすという根源的な欲求を持っており、それは年令を問わず誰もが体を動かす楽しみを持っています。年令を問わず人は自分の体力に応じて、いつでも身近で自分の好きなスポーツを安い費用で楽しむことができたらどんなに素晴らしいことでしょう。とくに高齢化社会が急速に進展している現状の中で、高齢になってもいきいきと生きがいをもって暮らしていくためには、「生涯スポーツの充実」ということが、これからの大きな政策課題になってくるのではないかと思います。

 文部科学省は2001年にスポーツ振興基本計画をつくり、そのなかで「生涯スポーツ社会の実現」を目ざしています。生涯スポーツ社会実現のため、できるだけ早期に成人の週1回以上のスポーツ実施率が50%以上になることを目標にしています。その政策手段として地域で「総合型地域スポーツクラブ」をつくることを考えており、最終的には中学校区にひとつのクラブをつくることを目標にしています。しかし東大阪市ではまだ「スポーツエリア花園」というものが立ち上げられただけで、それも運営実体はボランティアに頼るところが多くたいへん厳しいものです。私は形だけのクラブをつくるのではなく、地域の中で高い意識をもってスポーツの指導に当たっている人たちをネットワーク化するなかで、地に足のついたクラブ運営を目指していくべきだと思っています。

 しかし中学校区でひとつの「総合型地域スポーツクラブ」をつくるためには施設をどうするのか、という課題をクリアしなければなりません。いま新たな体育館や運動場を建設するというのは、厳しい財政事情からどの自治体もたいへん困難なことであるといえます。私は地域の中に必ずあって、地域の財産である「学校」という施設が地域に開放されることを通じて、学校が地域のコミュニケーションの核となっていくことが「総合型地域スポーツクラブ」を成功させることの鍵になると考えています。学校開放によってこどもの安全が脅かされることなく、教師の負担が増大することがないようにしながら、学校がスポーツだけでなく、レクリエーション、文化、福祉活動も含めて地域住民が様々な分野で生涯学習活動の拠点になれば、たいへんすばらしいことだと考えています。



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