いつまで続く?議会の混乱

  • 2008/06/30(月) 21:46:40

 30日(月)6月議会が招集されました。
 私が議員になった昨年の10月以降、議会が10時に予定通り開会されたのは12月議会だけで、その後は議会と市側との軋轢からスムーズに議会運営がおこなわれていません。きょうは高額なはしご消防車を購入するにあたり議会の議決が必要なため(国の助成金を得るためには6月末が期限)開かれるので、問題なく10時に開会されるだろうと思って待機していましたが、10時をすぎても開会のべルがなく開かれる様子はありません。
 事情がわからないまま待機していましたが、どうも3月議会の最終日に議長が3名の市職員に出席停止を命じたことに、市側がきちっと事後措置の対応をしていないことが原因らしい、ということがわかってきました。
 やはり自分が心配したとおり(4月7日ブログ参照)議長の出席停止措置が6月議会にも尾を引いているのだ・・・・・

 やっと代表者会議、議会運営委員会を経て午後2時半に開会されましたが、開会直後に議長は「このままでは責任ある議事を進められない」ということですぐに休憩になりました。こうなると会派代表者が集まる代表者会議での調整や正副議長と市側とのやりとりに任せられるわけですが、控え室で待つわれわれ議員には何がどう進められているか見えてきません。ましてや市民からするとさらにわかりにくいことになっていくでしょう。
 市側との調整がつかず、4時45分に再開されましたが議会日程を決議しただけで本日の議会は散会となりました。

 結局きょう議場の議席にすわった時間は5分程度でした。議長と市側との話し合い、調整がつかなければこれからも議会の運営はこのような事態と大同小異となってしまいます。二元代表制のもと議会は議論の場でなければならないのに、議会が開かれないということに危機感を感じるとともに議会人としてこれでいいのか、という自責の念にかられます。と同時に、事態の推移をただじっと眺めているだけしかできないことにもどかしさを感じています。

 そもそも3月議会の最終日に議長から突然出された職員の出席停止は、代表者会議でも議会運営委員会でも出ていなかったことで、それを議長の権限であるからということで議長が恣意的に出していくことは、議長の独断と議会の独善的な運営に陥ってしまう、ということができるでしょう。「議長の権限」としての行使が、議会の多数派の意見と乖離してしまうならば、本当に議会を代表して市側と対峙しているのか、という疑問も出てきます。
 市の理事者側も意固地になることなく、双方が歩み寄りをしながら腹を割った話をしなければ、地方政治の二元代表制の長所が生きてこないし、市民の信頼をますます失っていくことになるでしょう。とにかく議会が空転するということは、何をさしおいてもまず避けなければいけないことではないか、と思います。コップのなかの嵐に陥ることなく、市民に目を向けた、市民にわかりやすい議論をしていきたい・・・・地方分権がますます進み、これからは地方の時代に必ずなるのですから・・・・

朝だち

  • 2008/06/25(水) 22:43:04

 毎週水曜日の朝7時半頃から8時半頃まで、近鉄奈良線瓢箪山駅頭で朝立ちをしています。

 瓢箪山が地元なので、駅頭でごあいさつをして、市政報告と市政にたいする自分の見解を演説しています。といっても朝の急いでいる時間なので、立ち止まって演説の内容を聞く人はいませんが、私も毎回テーマを決めて10分〜15分程度のものを4〜5回繰り返して話すようにしています。通して聞く人はないとはいえ、自分で話をするとなると自分なりに内容を考え、話し方を考えながら話すので演説の勉強にもなります。きょうは自分でもうまく演説ができたなというときもありますし、原稿をしっかりつくっていたわりにはうまくできなかったな、というときもあります。まあ失敗をしてもじっくり聞いている人がないので、気楽に話せる、ということもありますね。

 きょうのテーマは「学校の耐震化について」でした。中国四川省の大地震は死者の数が9万人をこえる大きな被害をもたらしたのですが、小中学校の校舎が7千棟倒壊し、生き埋めになった子どもたちの被害が甚大であることが報道されました。学校の耐震化を進めることは子どもたちの安全を守ることと同時に、学校の地域における防災の拠点としての役割を考えるときに、優先的にすすめなければならない政策であるということがいえます。
 国も阪神大震災を契機に学校の耐震補強工事の補助率を三分の一から二分の一に引き上げたのですが、四川省の地震をきっかけにその補助率を三分の二に引き上げるように法律を改正しました。さらに地方交付税の配分を手厚くすることにより、自治体の負担は工事費の一割程度になっています。
 いま全国に12万7千の小中学校があるのですが、耐震性のあるのは62%という報告がされています。大阪府の小中学校の校舎の耐震化率は全国平均をしたまわって56%ですが、東大阪では34%にすぎません。平成22年度までに体育館の耐震化補強工事を終ると次に校舎の耐震化にかかる計画ですが、国の補助率もあがったいま、関西に大きな地震が発生することも予測されていることを考えると、耐震化補強工事をいそぎ、災害に強いまちづくりを通じて安全に安心してすめるまちづくりをすすめなければならない、といえるでしょう。

楷の木(横沼公園)

  • 2008/06/23(月) 23:12:51

 昨日の「文化のつどい」第一部の音楽劇「楷の木のある街」のモデルは、横沼公園(東大阪市)にあるのですが、きょうたまたまその近くを通ったので実際に見てきました。東大阪に住んでいた一人のおばあさんが、岡山から苗木を2本持ち帰り、公園に植えたのが10年ほど前のことらしいのですが、生命力が強く、しっかりと大地に根をはって葉を茂らせていました。

 「今どうなってるの?!東大阪」のなかで取材された文をここで引用させていただくと・・・
  
<秋には紅葉するそうで、見たところハゼの木に近い感じ。おばあさんは、備前の史跡「閑谷(しずたに)学校」から譲り受け、この公園の許可を得て植えたといいます。「学問の木」と呼ばれるのは、孔子廟に高弟が献樹したことから。>
しっかりと大地に根をはった楷の木(横沼公園)

 私がなぜこの木に興味をもったかというと、「楷の木のある街」の脚本を書かれた乾みや子さんという方が、パンフレットの文章に書いておられたことに心を打たれたからでした。そこから引用させていただくと・・・・

 <第10回「文化のつどい」のチラシに、鈴木良代表の「おばあさんの木」という文章が載った。以前から「耳がご不自由なのに始めから終わりまでじっと客席で聞き入ってくださるおばあさんがいらっしゃる」とは聞いていた。そういう方が一人でも居られる限り、この「つどい」を続ける意味がある、とおもわせてもらってきた。まさか、その方が車に轢かれて亡くなったなんて・・・しかも毎朝続けておられた公園のおそうじの帰りに。
 横沼公園に行ってその木を見上げた。・・・・・一度もお目にかかったことはなかったけれど、木村さんとおっしゃるその方の、強烈なメッセージが心を打った。・・・・・木村さんの生命は、楷の木に移され、公園を訪れる人生のいろいろなステージを見守る。・・・・・>

 毎朝公園のおそうじをされていた名もない市井のひとりのおばあさんが残した2本の木は、その木を通じて多くの人の心に生きる力をあたえ、その人生を見守っているにちがいない。

第13回 「文化のつどい」

  • 2008/06/22(日) 22:09:59

 きょう「第13回 文化のつどい」を荒本にある大阪府立図書館ライティホールに見に行ってきました。「文化のつどい」は知り合いからポスターを私の事務所の外に貼るように頼まれたことと 「今どうなっているの!?東大阪」というホームページの中でくわしく「文化のつどい」の取材をしていたので、どんな内容のイベントなのか興味がありました。自分たちの住む東大阪というまちを、もっと美しく住みやすいまちに、もっと人の心が通うまちにしよう、ということで市民レベルで12年間にわたり続けてこられたものが、どんなものなのか自分の目で見てみたい、と思いました。

 「文化のつどい」は二部構成になっていて、第一部は「楷(カイ)の木のある街」という音楽劇で、第二部は尺八と筝(琴)の演奏や、バイオリンとピアノの伴奏による「ふるさと」の全員合唱でした。

 楷の木は実際東大阪市の横沼公園にある木で、もともと中国の原産で国内には珍しいものだそうですが、その苗木を岡山から東大阪に持ってきて植栽をして世話をされていた女性が公園の前で交通事故にあってなくなられたエピソードがベースになっているのだそうです。テーマも脚本もとてもしっかりしたもので、今回が初演だそうですが、気持ちもこめられていてたいへんおもしろかったですね。
 市民が手づくりで準備から最後までなされているとはいえ、出演されている方は舞踏家や音楽家で、かつ市内の中学高校の先生をしている方もおられ(東大阪には声楽家として活躍されている音楽の先生もいるんだ!)、私も知っている「東大阪けん玉道場」のこどもたちも出演していて、その内容のレベルの高さに驚きました。
 また第二部のふるさとの合唱のときに奏でられたバイオリンの伴奏はすばらしく、バイオリンスクールの先生と生徒たちによるものでしたが私の心を打ち、もっと彼らのアンサンブルを聞いてみたいなと思いました。

 これらの文化的なイベントが東大阪在住の人が中心になっているというのは素晴らしいことで、私たち政治に関わるものはもっと地域の中にいろいろな取り組みをしている人に光をあて、潜在的なものを引っ張り出してネットワーク化する、というプロセスのなかでまちづくりをしていくことの大切さをいつも主張しているのです。そういったことが、「地域の力を活かしたまちづくり」であると考えています。
 きょうはとてもいいイベントに参加させていただきました。

   「文化のつどい」のポスター 会場内の写真が取れなかったのでポスターを添付します

橋下大阪府知事の東大阪視察

  • 2008/06/19(木) 23:51:31

 橋下大阪府知事がきょう(19日)東大阪の中小企業と商店街を視察しました。橋下知事は3月には20年度の予算について暫定予算を組み、各事業をゼロベースで見直しながら、プロジェクトチームを組んで各部局、市町村と議論を重ね、7月の本予算策定に先立ち先日「大阪維新プログラム案」を発表し府政運営の基本方針を示しました。その内容については賛否両論のあるところですが、その手法については多くの人の注目を集め、マスコミをうまく使うやり方は、橋下知事ならではのところがあり、余人ではまねのできるものではありません。その行動力についても多くの人が評価するところではあると思います。
 
 中小企業視察では、東大阪を代表する三つの会社を訪問し、「SWAN」ブランドで世界的に有名な山本光学では、住工混在の工業立地について関係者と議論を交わしたそうです。ただそうした市を代表する優良企業の視察と意見交換もいいのですが、じつは大半の中小零細企業がたいへん苦しい状況にあり、これらの現状を視察して問題点を直視することも大切なことだと思いました。

 橋下知事を案内する布施商店街「おかみさん会」のメンバー

 商店街視察では布施に来られ、布施商店街の「おかみさん会」と懇談したあと、商店街をまわられるということで、私も布施商店街に出向きました。いつものように橋下知事が来ると、市長や議会関係者、地元の関係者の周りをテレビカメラと多くの市民が取り巻き相変わらずの人気ぶりです。
 布施の商店街は、東大阪では瓢箪山とならんで賑わいのある商店街とされています。往時と比べると布施の賑わいは衰えたとよく言われるのですが、しかし瓢箪山に比べ、布施地域は広範囲で商圏としての規模は圧倒的に布施のほうが大きいと思います。仕掛けも継続的におこなわれており、今回も「おかみさん会」が府に注目され、知事との懇談になったようです。

 6月9日のブログでも書きましたが、それぞれの地域が同じ方法で活性化にむけた取り組みがなされる必要はなく、地域の潜在的な力(地域力)をいかしたまちづくりがなされるべきで、そういった観点からしても布施は布施戎神社という街の財産を引き出し、「えべっさん」をまちのアイデンティティとして打ち出していることは、まちづくりの手法として正しい方向であると思います。商業施策のなかで、商店街の問題は行政として看過することができない大きな論点ですが、ダメだ、打つ手がないと悲観的になるよりも、継続的に何かを仕掛けることが必要になってくると思いますし、商店街で日常的に活動されている方のご苦労はたいへんだと思いますが、いまが正念場であるといえるでしょう。
 橋下知事は、布施の商店街を視察してどのように感じられたのでしょうか。

近鉄布施駅前のモニュメント。えべっさんを布施のアイデンティティとして打ち出しています。